大学受験をするにあたって多くの人が共通テストを受けます。
この記事では私自身の体験談をもとに今後共通テスト英語を受ける人がどのように学習していけば良いかをまとめました。少しでも参考になったら幸いです。
この記事は英語が苦手だけど自力で学力を向上させたいと思っている方向けです。
情報や考えはすべて私独自のものなのでご理解の方よろしくお願いします。
簡単な自己紹介
・第一回共通テストを受験
・高校三年生時の6月にあった共通テスト対策の英語の模試の点数は68点
・共通テスト本番の英語の点数は154点
・高校二年生の1月の英検準二級のテストで不合格
・もともと英語がとても苦手で高校三年生になるまではほとんど勉強してこず、動詞や名詞、形容詞などの意味も分からないような状態だった。
・塾には通わずに自力で勉強した。
・国立大学に合格
最終的には胸を張って誇れるような点数をとれたわけじゃないんですけど、まったくの無知からある程度のレベルまで成長できたと思うので、自分が試行錯誤して考えた勉強法を、英語苦手だけどやるっきゃねぇ、むしろやってやると思っている皆さんに紹介します。
何から勉強すればいいの?どういう手順で?
自分が実際に行ったスケジュール
4月
・英単語の暗記
・英文法の授業を見る
自分が受験生のころはちょうどコロナが流行してきたころで4.5月は学校が休校でした。
なので1日10時間くらい勉強していました。自分は文法が致命的にわからなかったのでほとんどの時間を文法の授業を見ることにあてていました。授業で学んだことは忘れないようにメモしていました。
5月
・英単語
・英文法の授業を見る
・英文法の問題演習を解く
この時期もまだ文法の授業を見ることに多くの時間を当てていました。
この時期から授業で学んだことをアウトプットするために演習問題を解いていました。
6月
・英単語
・英文法の演習を解く
・長文の問題演習を解く
・音読
6月は今までと同じように英単語、英文法をしつつ長文の勉強を始めました。長文の勉強を始めたことで自分は読む速度が弱点だと気づきました。
7月
・英単語
・英文法の演習を解く
・長文の問題演習を解く
・音読
6月と同じ内容を行っていました。
夏休みが始まり少し気が緩み勉強時間が減ってしまいました。
模試などの成績はあまり伸びていませんでしたが、勉強する前よりも自分が成長しているのを実感し始めていました。
8月
・英単語
・英文法の演習を解く
・長文の問題演習を解く
・音読
思うように成績が伸びずあまりやる気が出ない日が続き4.5時間くらいしか勉強していませんでした。
今考えるともう少し頑張ればよかったと思います。
9月
・英単語
・英文法の演習を解く
・長文の問題演習を解く
・音読
・英熟語
リーディングが6割近くとれるようになりました。
この時期から英熟語の勉強を取り入れ始めました。
10月
・英単語
・長文の問題演習を解く
・音読
・英熟語
・共通テスト対策の問題を解く
この時期から学校で共通テスト対策の問題を実戦形式で解くことがあるようになりました。そのおかげか模試の成績が上がりました。リーディングもリスニングも7割に乗ることが出始めてきました。しかしまだ全部の問題を時間内に解くことはできませんでした。
11月
・英単語
・長文の問題演習を解く
・音読
・英熟語
・共通テスト対策の問題を解く
この時期からは安定して両方7割をとれるようになりました。
12月
・英単語
・長文の問題演習を解く
・音読
・英熟語
・共通テスト対策の問題を解く
12月くらいになって自分の文章を読む速度が上がっていることを実感しました。
問題もすべて時間内に解けるようになり、リーディングが初めて8割いきました。
1月
・英単語
・長文の問題演習を解く
・音読
・英熟語
・共通テスト対策の問題を解く
この時期は速読の精度が上がりリーディングでは8割を超え、2つ合わせて160点を超えるようになりました。共通テストが近くなってきて日々緊張していたことを覚えています。
実際に行った手順
1 英単語
英語が苦手な多くの人は、まず何から手を付けいいのか、いまさらどこから勉強すればいいのか、今からやってももう遅いんじゃないのかと思っていると思います。
自分も授業を聞いていて何のことやらさっぱりって状態でした。
ズバリ結論から言うと自分は英単語の暗記から始めました。始めたのは高校三年生の4月です。
英単語の暗記は英語に苦手意識を持っている人でも手を付けやすいと思うし、覚えていくうちに達成感を感じることが出来ると思うのでお勧めです。
2 英文法
次に実践したのは文法の勉強です。自分は高校受験の時にほとんど英語の勉強をしていなかったし、高校の授業でも正直授業はあまり聞いていなかったので、ほとんど無知の状態からの勉強でした。
文法の勉強は英単語の勉強と比べて覚えたらすぐに使いこなせるようなものではないので、根気強く勉強して慣れていくことが大切だと感じました。
自分は高校三年生の4,5月にこの文法の勉強を始めました。
ちょうど文法に少し慣れてきたくらいで6月に模試がありました。
自分はそのころは共通テストというものの情報をほとんどもっていなくて、何なら文法の問題も出るものだと勘違いしていたため、試験開始で冊子を開いたのと同時に軽く混乱したのを覚えています。
しかも友達と自己採点を比べてみると自分より成績が悪いと思っていた子よりも低かったので(偏差値50くらいの高校)悔しい気持ちと焦りでいっぱいだったのを覚えています。
3 長文
次は長文の勉強です。長文の勉強ではまず演習問題を解き、丸付け、そのあと文の英文法を一つずつ確認し完璧に理解できる長文を増やしていきました。
4 音読
音読の勉強では長文の勉強で使った完璧に理解した長文を何度も音読しました。
何度も音読することでその文章の英文法も定着させることが出来ると思うし、文章を読む速度も上がりました。またリスニングのトレーニングにもなったと思います。
5 英熟語
英熟語では英単語と同じようにひたすら覚えました。また自分が使っていた英熟語帳は隣にその英熟語を用いた文章が乗っていたので、文章の中で覚えることが出来ました。
6 実践的な問題を解く
自分の成績が伸び始めたのは間違いなくこれを行い始めてからだと思います。
何もわからない状態で問題を解くのではなくて、土台の部分をしっかり作ってから実践的な問題を解いたことがよかったと感じます。
何を使えばいいの?
各勉強ごとに使った教材を紹介していきます。
英単語
・ターゲット1900
英文法
・NextStage
・肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本
この参考書で勉強をしたことで頭の中が整理できたと思う
・スタディサプリの関正生先生の文法の授業
授業でメモしたことをいつでも目にすることが出来るように家中にメモを張った
長文
・英語長文レベル別問題集3
問題を解いた後も音読して分になれる練習をした
・やっておきたい英語長文500
問題を解いた後も音読して分になれる練習をした
英熟語
・速読英熟語
CDも購入しCDを使ってシャドーイングをしていた、英熟語の隣のページに長文が乗っているので、暇な時間があったら開き文法のチェックも行っていた。サイズ感も持ち運びやすいサイズなのでどこでも英語の長文を読むことが出来るのでお勧めです。
実践的なもの
・共通テスト総合問題集 英語リーディング(河合塾series)
・共通テスト実力完成直前演習 英語リーディング・リスニング
自分が一番成績が伸びたのは実践的な問題を解き始めてからです。
ある程度の実力がついてきたらとにかく場数をこなすことが結果につながると思います。
自分のペースなどを把握することで問題を効率よく解くことにつながります。
モチベーションがなくなったらどうするの?
勉強を続けていたらどうしてもやる気が出ない日があります。
自分もだらだらと過ごして罪悪感が残った日が結構ありました。
そんな時のために自分が行っていた対策を紹介します。
それは家のいたるところにメモを張りまくるというものです。
自分はほとんどの時間部屋にこもっていたので部屋のいたるところにメモを張っていました。
ほかにはトイレなどにも張っていました。
どんなことをしていてもメモが目に入る状態を作ることで手軽に復習できるし、もし忘れていたりわからなかったことが書いてあるメモが目に入ったら勉強するきっかけにもなると思うのでお勧めです。
他にも1日の成果を頭の中で整理することもお勧めします。
自分は湯船につかることがとても好きで高校三年生でも長風呂でした。
その時間を有効活用しようと思って考えたのが風呂でその日学校で学んだことや自分で勉強したことを振り返って定着させるというものでした。これを行ったことで毎日一歩ずつ成長しているのを実感していました。それに毎日整理することで勉強不足の日を実感することもでき、危機感を持つことにもつながったのでよかったです。
なので1日で振り返る時間を決めて1日のおさらいをすることをお勧めします。
終わりに
自分の場合は勉強し始めたのが4月で伸び始めたのは10月くらいでした。
勉強する前も勉強しだして成績が良くない時もずっと根拠のない自信だけはありました。
「俺が本気出して受からんならだれも受からんやろ」くらいのスタンスでいました。
受験もほかのこともすべて自信を持つことが大切だと思います。
自分がやった勉強が本当に意味があったのか不安に思うよりも、自分が考えてやったんだから間違いない!むしろ結果を出してそれを正解にしてやろう!くらいに思った方が成長すると思います。
なので今伸び悩んでいる人や不安に思っている人は根気強く自分のことを信じて頑張ってみてください。
ここまで読んでくださった皆さんに少しでもプラスの影響を与えられていたら幸いです。
コメント